菓子店舗詳細

店舗情報

三好堂

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 山梨県の西部、南アルプス市にあるお菓子屋さん。アットホームな雰囲気漂う店内には、厳選された材料を用いた伝統的な和菓子に加え、地域色を生かした創作菓子が種類豊富に取り揃えられています。2代目の内藤一好さんはこの道35年以上のベテラン。菓子職人としての基本姿勢を守りつつも、業界の慣習や常識にとらわれない斬新な発想で、お客さまに喜びと驚きを与える新しいお菓子づくりに日夜情熱を注いでいます。
業種
和洋菓子
店舗名
三好堂(みよしどう)
所在地
〒400-0222山梨県南アルプス市飯野3703-7
電話番号
055-282-2206
ファックス番号
055-282-2206
販売責任者
内藤 一好

商品情報(1)

こだわりの逸品

きんつば

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 北海道産の小豆を使ったものと、大手亡を使った白きんつばの2種類があります。素材的なこだわりとしましては、小豆はできるだけ粒の大きなものを、また砂糖は仕上がりの甘みが全然違ってくることから白双糖を使用しているということです。(1個158円~)1個(本)あたりのお値段:158円(税込)

こだわりの技

 昔ながらの製法で、1つひとつを手作りしています。四角いきんつばが小豆の形がつぶれないよう餡をそれほど煉らずに寒天で固めて作るのに対して、当店のきんつばは煉り餡で、なおかつできる限り小豆をつぶさないように気をつけて作っています。
 こうしてできた餡玉を丁寧に薄い皮で包んでいるのですが、平鍋で両面と側面を焼く四角いものと異なり、当店の商品は丸いものですから焼き方にも非常に手間がかかります。また歯ごたえある独特の食感を出すために、皮に関しましては小麦粉以外にもさまざまな素材をブレンドして作っています。

商品開発ストーリー

 きんつばはもともと江戸時代中期に京都で考案されたお菓子なのですが、きんつばの「つば」とは日本刀の鍔のことを指していて、当初は現在よく見かける四角形ではなく円形をしていたのです。その流れを汲んで、私の父がいまの形で商品化しました。とはいえ当時製造していたのは私の母で、当店のきんつばに対し贈られた賞状には母の名前が記されています。
 ちなみに四角いきんつばが開発されたのは、明治になったからのことです。白きんつばに関しましては、私が白餡を使ったどら焼きを作っているときに、白餡できんつばを作ったら美味しいのではないかと思い立ったのがきっかけです。

商品情報(2)

こだわりの逸品

半月

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 小判形に作ったバタークリームのブッセを、真ん中から半分に切ったお菓子です。通常バタークリームというと無塩のものが主流なのですが、当店では意図的に塩を配合しています。また生地にはもともとラム酒を配合していたのですが、私の代になってからお菓子の風味がより引き立つようにという主旨でキルシュとブランデーに変えました。(1個105円~)1個(本)あたりのお値段:105円(税込)

こだわりの技

 バタークリームづくりを含め、こちらの商品も昔ながらの手作業で作っています。生地づくりに関しましては、きめが細かくてソフトなものにするためSPと呼ばれる気泡剤を混ぜて卵を泡立てています。

商品開発ストーリー

 昭和30年代に開発された商品で、いまだに他の地域に嫁がれた方が懐かしがって買いに来られることもあります。開発当時、バタークリームに塩を使うということは業界的にはご法度だったのですが、あえてそれを打破しようと塩を使ったバタークリームのお菓子を開発しました。
 形自体は昔からこの形なのですが、半分に切ってあるのは断面を見せたいという意図からです。ラム酒からキルシュ、ブランデーに変えた理由としましては、私自身がラム酒の風味に違和感を抱いていたことから試しに変えてみたところ、こちらのほうが美味しく感じられたので変えた次第です。

オリジナルテーマ

お菓子に対する思い

 よく地域活性化の一環として地元の名産品である果物を使ってお菓子を作ってくれないか、というオーダーをいただくのですが、残念ながらいくらお菓子に新鮮な果物を使ったとしても、もぎたての果物そのものを食べたときの美味しさにはかなわないと思います。であれば、地元産のものにこだわらず幅広い視野と柔軟な発想で作った、ここだけにしかないお菓子をこの地域の名産品にすればいい、私はそのように考えています。
 お菓子というのは、食べて美味しいということがいちばん大切なのですが、それだけではなくオートメーション化された大手のお菓子にはないもう1つハイブリッドな何か、いわゆる意外性や付加価値のある商品を提供していくことが菓子職人の務めだと思います。そのためにはこれからも既成概念にとらわれず、お客さまがより美味しく感じられるポイントを探りながら、独自の手法でもって喜ばれるお菓子を作り続けていきたいと考えています。

お客様からの声(評価)

 ずっと地元密着型の商売をさせていただいてきましたので、子どものころに食べたお菓子だといって買いに来られるお客さまが多いです。しかも昔からのなじみのお客さまだと、勝手に商品をあだ名で呼んでくださっています。それぐらい身近に感じていただけるお菓子を作っているというのは、やはり職人冥利に尽きます。あと、決して交通の便が良い場所ではないにもかかわらず、わざわざ遠方から買いに来られるお客さまも多く、本当にありがたく思っています。

安全性について

 毎日の洗浄・清掃に尽きます。たとえば、当店の人気商品の1つである「かりんぴら饅頭」というゴボウとゴマの入ったかりんとう饅頭を揚げる鍋1つにしても、毎日毎日ピカピカにしてその日の作業を終えています。日々きれいにすることによって、道具がどんどんどんどんきれいになる。それを徹底することで、もちろんお客さまも安心でしょうし、私たちも自信を持って商品をお出しできるわけです。

おすすめの菓子店のご紹介

 山梨市の日川高校の前にある「松陽軒長崎」さんです。草餅をはじめとした和菓子が評判のお店ですが、非常に研究熱心でオリジナリティのある商品を次々に開発されています。